2020.12.21.公開 (2021.10.29.更新)
LGBTに関して議論しました
エコケー株式会社では日頃から社会問題について社内で議論、発表する場を設けております。
今回はLGBTについて社内にて議論を行ましたので、その内容を一部ご紹介したいと思います。
LGBTとは?
昨今、新聞等でもLGBTという文字をよく見かけますが、LGBTとはいったい何でしょうか?
LGBTとは、Lesbian(レズビアン – 女性同性愛者)、Gay(ゲイ – 男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル – 両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー – 性別越境者)の頭文字をとった単語で、これまで社会から理解を受けられなかったセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の人達が徐々に理解を受けるようになってきました。
LGBTの何が問題なのか?
当社で議論をするにあたって、まずはじめに「LGBTの何が問題なのか?」をテーマとして掲げる必要がありました。
「セクシュアル・マイノリティの方達の権利を守ること?」
「偏見を無くすこと?」
「認め合う環境を作ること?」
様々な意見が出てくる中でひとつの大きな議題が見つかりました。
会社に女装したおじさんが現れたらどうするか?
そこで「私が会社に女装して出社したらどうするか?」という議題になりました。
少し調べて見ると自身のもつ性と(一般的な)服装の違いをクロスドレッサーというそうです。
LGBTの頭文字には含まれていませんが、広義のセクシュアル・マイノリティに含まれることは間違いありません。
みんなに意見を求めたところ、「最初はびっくりして笑うけど、本人が真剣であれば理解するし、だからと言ってその人を嫌いになる訳ではない」という意見で一致しました。
LGBTの問題を通して分かったこと
LGBTの問題を通して2つの見えてきたことがあります。
1、本人からカミングアウトされれば受け入れる土壌はある。
2、本人からカミングアウトされるまでその話題に触れていいか分からない。
要は「発信する側も、受け取る側も、日頃からその意思を表示しているのか?」が大切であるということです。
受け取る側が「受け止めるよ!」という意思表示をしていなければ、発信側も意思表示がしにくくなりますし、発信側もいつまでも発信してくれなければ受け取る側も触れていい話題か分からずにギクシャクした関係になってしまいます。
今回はLGBTを題材として議論を行ましたが、宗教的な価値観も、政治的な思想も同じだと思います。
私たちは普段の何気ないコミュニケーションの中で、「言っても理解してくれないかも」「うまく説明できない」「恐そう」などの様々な ” 思い込み ” から自らの意思を表現していないことが多々あります。今回の議論で社員のみんなが、お互いに「理解する準備があるんだ」と気付けたことが何よりの収穫であり、今日の気付きから積極的に自分を表現できるようになってくれればと思っております。