エコケー株式会社

2019.10.08.公開 (2021.10.29.更新)

日本版iPhone11 Proをアメリカで使ってみた

SIMフリーであれば現地のSIMカードを指せば使える。これは業界の人にとって当たり前の事です。しかし、ユーザー目線で本当に使えるのか?を検証した記事は見受ける事が出来ません。中古携帯専門のエコケーだからできる現地SIMカードによるスピードテストを行いました。

 

 

iPhone11が発売

先日発売されたiPhone11ですが、日本での売れ行きはキャリアの販売方法変更もあり不振が続いているようです。一方で世界的にはアップルが増産をサプライヤーに指示したと噂が流れおり、好調に兆しも聞こえてきます。
需要に関してはiPhone11に集中しているようで、iPhone11 Pro、iPhone11 Pro Maxに関してはそもそも流通台数が少ないようです。
 
さて、私はAppleの新製品には目がないのでついつい買ってしまう性分なのですが、今回はiPhone11 Pro 256GBを購入しております。
使った感想としてはFace IDの処理速度が速くなったことでロック解除が速くなったこと、写真の明るさが圧倒的に明るくなったことは有難い限りですが、デザインや使い心地に関しても革新的な変化はなく、まぁ普通といったところでしょうか。
そんな中、先日のブログでもお伝えした通り、当社は北米での販売を強化すべくサンディエゴに拠点を設けております。
今回9月24日からサンディエゴへ出張に出ましたので、早速現地SIMにてiPhone11 Proの速度計測を行ってみました。

 

 

iPhone6、iPhoneX、iPhone11 Proの三機種で測定

まず、iPhone 11 Proの測定結果を公表する前に事前に電波に関する知識を共有しておきます。
国際的に人気のiPhoneですが、実は地域によって多少カスタマイズや機能制限などが施されており全世界共通という訳ではありません。技術的にどのように制御しているかはわかりかねますが、例えば日本のiPhoneはカメラのシャッター音がサイレントモードでも発音するので世界のバイヤーからは嫌がられる原因ともなっています。また、日本のiPhoneにはNFCのType-FであるFelicaが搭載されている。つまり世界のiPhoneで唯一suicaが利用できるということです。
他方、ドバイなどで流通しているUAE版iPhoneにはビデオ通話機能であるFaceTimeがついていません。

 

このようにiPhoneとひと括りに言っても各国の事情や法律などによりカスタマイズされているのが現状です。

 

さて、そんなiPhoneですが目や耳で確認できる違いの他にも電波の送受信にも違いがあります。
当然のことですが、日本とアメリカでは使用している電波の種類や周波数帯に違いがあり、これにより送受信の速度に違いが出てくるのです。
私自身、海外出張に行った際にはSIMロックを解除した日本のスマホを何種類も持ち込みましたが、どの端末、どの契約を利用しても現地のスマートフォンで通信するスピードには敵いません。

 

 

アメリカ版iPhone6で速度計測

ということで、その違いが分かりやすいように下記のような条件で実験を行いました。
1、端末はアメリカ版のiPhone6、日本版のiPhoneX(10)、日本版のiPhone11 Proの3機種。
2、通信は私がアメリカで契約しているAT&Tのもの。
3、速度の計測はRBB SPEED TESTというアプリを利用。
以上。端末はiPhone6のみアメリカ版です。
 
さて、早速アメリカ版であるiPhone6にAT&TのSIMを入れて計測を行います。
 

iPhone6の計測結果

下りスピード:33.45Mbps
上りスピード:1.65Mbps
 

 

ほほう。思ったより速度出ています。ただ、比較対象がないと何とも言えないので次の端末の計測結果が楽しみです。

 

 

日本版iPhoneX(10)で速度計測

続いてiPhoneXをテストしたいと思います。
 

iPhoneXの計測結果

下りスピード:34.82Mbps
上りスピード:1.66Mbps

 

 

え?わずかにiPhone6を超えましたが、ほとんど誤差の範囲です。iPhone6の発売が2014年9月、iPhoneXの発売が2017年11月なので約3年の差があるにも関わらずほぼ同じ結果とは驚きです。

 

 

日本版iPhon11 Proで速度計測

最後にiPhone11 Proをテストしたいと思います。
 

iPhon11 Proの計測結果

下りスピード:45.76Mbps
上りスピード:5.40Mbps
 

 
さすがに新機種。これまでの端末から頭ひとつ出て上り、下りともにトップスピードとなりました。
とくに特筆すべきは上りの速度で、1.6付近から5.4まで急上昇しているので、使った体感としても早いです。

 

 

まとめ

これらの結果から推測されることは、iPhone11 Proから日本版のiPhoneもアメリカの周波数に対応した可能性があります。どの程度対応したかは同じアメリカ版iPhone11 Proを入手しないとわかりませんが、これまでとは速度が違うのは、体感、計測からも明らかです。
また、今回計測時に気付いたのは、iPhoneXとiPhone11 ProにSIMを入れた際に5G Eという表記が現れたこと。

 

ネット上の記事を確認する限りiPhone11の3モデルは全て5Gに非対応とのこと。5Gの横にあるEはEdgeの意味と思われ、端末とネットワークサーバの間にedgeサーバを置くことでネットワークの負荷軽減と処理速度の高速化を行うものです。
4Gの導入時に3.9GとしてLTEが普及したように、5G導入前に5G Eが今後普及するものと思われます。

 

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